最終話「最後の対決」
きれいにまとめてくれました。なかなかいい最終回で、感動しました。
「お父さんはぼくを愛していないんだ〜!」と、叫ぶトビオ君のかわいいこと。やっぱ、声がいいよね。声が。(^^);
天馬博士とお茶の水博士が二人してアトムの奪い合いをする気持ちがよくわかります。「あの子は私(わし)のものだ〜!」って。(苦笑)
天馬博士が、一度は完成させたロボットのトビオを捨てた理由がやっと明らかになって、作品のテーマにもつながっていく、その流れに感心しました。
結局、この物語は「ロボットと人間」を描いているように見せかけて、その後ろ側にずっと「父と息子」の確執を入れたかったんだなあ。と。
それが「支配するもの」と「されるもの」の関係とリンクして、人(息子でも、ロボットでも)を自分の思い通りにしようとする傲慢さに結びついていく。
それを捨て去って、お互いを認め合おうとする「ロボットパートナー宣言」は、最終回のまとめとして、相応しい形だったと思います。
ちょっとだけ残念なのは、やっぱ天馬博士が死ななかったことかな? どうしても、この作品では人殺しだけは避けたみたいで。まあ、それはそれで一つの方向性を貫いたと言うことで納得するしかないんだけど。
(あと「私がロボットになるのだ」と言い出した天馬博士の気持ちにだけはフォローが入らなかったのが、ちょっと気になる。チェックミス??)
EDのアトムが誰のために泣いていたのか知って、嬉しかったです。(^^);
とにかく、1年間、見続けて本当によかったと思います。長い間、ありがとうございました♪ 面白かったです。(^^)