第5話「真実のバシュタール〜過ぎ去りし、少年の日々…〜」
大人が何故、子供を守ろうとするのか? 子供はみんな、かつての自分だから・・。
鉄牛の最期。「俺が12の時にはもう・・人を殺していたんだ」第1話で語られたセリフが、さらに深みをまして繰り返される。彼が殺したのは・・・。このあたりの過去話ももっと詳しく知りたいところだなあ。本当に最低限ぎりぎりしか語ってこないよね。
鉄牛の過去と幻夜の過去が、この話数で同時に語られるけど、ある意味ではこの二人が重なって見える。それぞれのキャラクターたちは、みんなまだ子供のうちに父親を失ってしまっているのだから。
父親を失って、その悲しみ故に自らの方向性を見失った幻夜を、だまし、利用したのが孔明だったのか?
大人たちが子供たちをもっとちゃんと導いていたら、こんな悲劇は起こらなかった。幻夜は、出会う相手を間違えたのだろう・・・。
それにしても、フォーグラー博士は、本当にかっこいいなあ。自らのやるべきことに、命をかけてきちんと決着をつけた男だった。
ついでながら、山口勝平の子供の声は、すごくかわいかった! 「おとうさ〜ん」という涙声。いいなあ。この声で、六太の子供時代も演じて欲しかったものだ。(なんの話? でも、ずっと思っていたので・・・)(^^);
【メモ】
幻惑のセルバンテス登場。この人がアルベルトの盟友で、戴宋さんに殺された人なのか・・と思うと感慨深かった。