星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「AVENGER」第11話

第11話「LUNATIC」

物語がまとめに入ったみたいですね。ネイの病気。バルバロイには受けられない治療。その治療と引き替えに、ヴォルクはレイラとの闘士戦を要求する。迫り来る赤い月と、大地に起こり始める異変。

復讐のために、人を殺すことのために生きてきたはずの少女が、ネイを助けるために、人を救うために戦うことを決意する。そのレイラの心の成長こそが、この物語のテーマなんでしょう。

しかし・・・。ネイがレイラを呼び捨てにするのはいただけませんね。「さま」は大切なポイントでしょう。確か、誰かの感想でも読んだ気がするけど、私もそう思います。(^^);

あとは、ヴォルクの想いがレイラに伝わることだけが望みです。殺したくて殺した人々ではなかったはずなのだから、そのヴォルクの心の痛みをレイラが知ることが出来れば、この物語もきれいにまとまると思うんですが、さて・・?

大地の変動は、「赤い月」のせいでしたか。そういえば、「迫り来る月は、父親が封印した記憶だ」というセリフが、萩尾望都の「X+Y」という作品にあります。イメージとしては、それに近いのかな? 「一角獣種シリーズ」の一つですが、この作品は、オススメです。

参考までに
http://www.cafebleu.net/hagio/works/110.html

http://www.cafebleu.net/hagio/comics/comic5.html#aa02