32.ジェームス・キャメロン監督「エイリアン2」(アメリカ・86)
非常に面白かったです。個人的には「1」より「2」の方がはるかに好きだな。これは好みの問題もあるでしょうけど・・・。
「1」だと狭い宇宙船内部だけでドタバタやっていた物語だったけど、「2」だと地球から遠い惑星まで、スケールがぐんと広がって、対エイリアンのアクションも派手になっているところが気に入りました。
最近見た映画でたとえるなら、「バイオハザード」が「バイオハザード2」になったような感じかな。ホラー色が強かった1作目からアクション色が強くなった2作目に変化するような感じでした。
女の子を助けるというエピソードも入ってくるしね。ただ、「娘を守るために戦う母」のイメージが強い分だけ「バイオ2」よりも「エイリアン2」の方が、そういうドラマの部分ではよほど感動させてくれました。
「もう二度と、娘は死なせない。この子だけは守ってみせる!」という思いの必死さが伝わるので・・・。
86年というと、「風の谷のナウシカ」の少し後ぐらいかな? 戦うヒロイン・・・というイメージがまだまだ少なかった時代でしょうか?
とにかく、そう言う意味での女性の強さ、かっこよさを見せつけてくれたので、嬉しかったです。「マザーエイリアン」の登場と言い、この作品のテーマはとにかく「母」だったのかもしれませんね。
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