33.山内重保監督「聖闘士星矢 天界編 序奏〜ｏｖｅｒｔｕｒｅ〜」（日本・０４）
物語としては、ハーデス編の続きになるのでしょうか？ ズタボロ状態の星矢から始まるんだけど、一体、何がどうなってそういう状態になったのか、全然わからないし、説明もいっさい入らない。また、ラストシーンも新たなる敵が登場してきたところで、ブチ切れのように終わっているから、なんだか途中から始まって途中で終わったような印象。序奏と言うからには続きがあるんだろうけど、少々中途半端だなあ・・・という印象は否めないところ。
初見のファンは相手にしていないと言うことなのかな？ 物語を追うにはかなり不親切な作りでした。
まあ、あるいは、ハーデス編をちゃんと見た人なら、次の天界編への序章として、これで十分なのかもしれませんが・・・。
とは言え、映像はすごくきれいでしたね。したたり落ちる水滴の描写とか、水の波紋とか、砕け散る氷とか、とかく「水」のイメージが印象に残りました。
緑川声の新キャラ（？）イカロスはなかなかすてきなキャラでした。こういう孤独を背負ったキャラをやらせると、緑川は本当に光るなあ。なんとなく、「セーラームーンＲ劇場版」の敵キャラくんを思い出しました。（←名前は失念）。少々、<font color="white">ラストがあっけなさ過ぎるよう</font>な気がして残念でしたが・・・。個人的には、もう少し、彼だけで盛り上げて欲しかったかも？（＾＾）；
http://www.toei-anim.co.jp/movie/2004_seiya/
