81．「風雲児たち」第１１巻 みなもと太郎 リイド社ＳＰコミックス 評価★★★★
林子平の「版木没収」。これは辛い。あんなに苦労して作ったのに、燃やされてしまうのか・・・。同人誌やネットで、気楽に文章を発信できる今の世は恵まれているなあ・・・と感じた瞬間。
それでも、１冊手元に残った本で書写本を作ろうとする執念には、頭が下がります。物書きとはこうあるべきだと思いました。
「男同士のキス」というネタをギャグとして最初に使って見せたけど、まさかそれが後々の伏線だとは思わなかったです。庄蔵との別れのシーンは胸に迫りました。あまりにもかわいそうで・・・。
ついでにロシアの歴史も勉強した方がいいかな？ という気分になりました。光太夫を見習って、池田理代子「女帝エカテリーナ」でも読んでみようかな。（＾＾）；
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