85.「PLUTO」第1巻 浦沢直樹 小学館ビッグコミックススペシャル 評価★★★★
原作の「地上最大のロボット」には全然思い入れがなかったんだけど、こちらは面白かったですね。浦沢さんのリアルな絵で描かれた人物を「ロボット」だと言っているところが面白い。
モンブランって、原作ではあっという間に殺されちゃって、ほとんど意味をなしていないようなキャラだったんだけどなあ。
一体、一体のロボットを丁寧に描いて、それぞれのドラマを作っていく構成をなしているのなら、この先に出てくるロボットたちのドラマを見るのが楽しみです。
特にノース2号の物語は泣かせました。ゲスト出演のモグリの医者も、あえて姿を見せないところが素敵です。誰もあの人だとは言っていないんだけど、誰だって彼を連想するだろうから・・・。(^^)
浦沢さんのオリジナルなのに、どこか手塚っぽいテイストなのが手塚ファンとして嬉しいです。アトムも登場したことだし、続きが楽しみです。
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