星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

黒澤明監督「七人の侍」

35.黒澤明監督「七人の侍」(日本・54)

「日本映画の最高峰」とか「最高傑作」という言葉を先に聞いちゃって意識すると、それほどのものかな〜? と、つい思っちゃうんですが、ただ言えるのは、とにかく「面白かった」ですね。

3時間半近くもある映画なんだけど、一気に見ることが可能でした。前半の侍探しの部分も面白いし、後半の戦闘シーンの迫力も見応えがありました。

とにかく、何が気に入ったと言って、後にも先にも、まず「菊千代」でしょう!! いいわ〜、菊千代、実にすてきだ。素晴らしい。かわいくて、かっこよくて、彼は最高です。バカみたいとか、サルみたいとか、単純とか、けなすことはいくらでも可能ですが、そういう部分もまとめて個性です。いいんだよ、このぐらいおバカな子の方がかわいいの!!

子供の心を持ったまま大人になったような、彼の純真さ、怒りや悲しみ、涙と叫び、その言動の全てが感動させてくれました。

アニメ版「SAMURAI7」ではキクチヨを「機械の身体」にしちゃったけど、あるいは「ロボット」として描くことで、彼の純真さをより濃く見せてくれることになるのかしらと期待してます! これからの展開がますます楽しみ♪

よもや、いまさら三船俊郎にはまるとは思わなかったけど、ま、いいや。いいんだよ、もう、放っておいて・・・。

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