「機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディションVol.3 鳴動の宇宙」
「人は競い、妬み、憎んで、その身を食い合う!」と言ったクルーゼの言葉が、なんとなく実感としてわかったような気がする。そういう意味では、アズラエルの過去が出てきたのが興味深かったかな。
改めて見て、気づいたこととしては、クルーゼはフレイを送り出すときに「賭け」をしたんだってこと。自分ではっきりそう言っている。「戦争を終わらせることが出来る鍵」が連邦に届くか、届かないか、それは彼にとって、どっちでもよかったのかもしれない。
クルーゼの中にも「迷い」があったから、フレイを使って「賭け」をして、遊んでみた・・・というところなのかな。最後の扉が開くかどうかは、その運命を一人の少女に委ねてみようじゃないか・・・というところ。
全てにおいて、投げやりになっているクルーゼらしい対応かな・・・と、改めて思いました。
しかし、うわさの「消えたヘルメット」だけど、確かに消えていましたね。そうすると? あの爆発の中で脱出して、誰かに救出された? なんてことがあるのかな?? これはちょっとわからないなあ。
一方で、ムウの父親が、クルーゼ以外にもクローンを作っていた可能性だって否定は出来ないんだよね。このあたりは「デスティニー」の方で、どういう風に描かれるか、楽しみにしたいと思います。