星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「AIR」第1話

第1話「かぜ〜breeze〜」

いやあ、原作ゲームファンとしては、これ以上にないくらい見事に原作のイメージ通りに進めた第1話で、もちろん私としても非常に満足なのだけれど・・・。
ただ、ゲームを未プレイの人にはかなり不親切な作りなんじゃないの? と思ってそれが心配。

ものすごく展開が早い。第1話にして佳乃と美凪とみちるが早くも登場。(みちると往人がやり合うシーンには感動した♪)ちらっとだけど聖も出てきたし、ポテトもちゃんと出てきた。

原作のゲーム場面をほぼイメージ通りに再現してくれたから、原作ファンには嬉しい限りだけど、アニメから入った人にはかなりバタバタした忙しい展開に見えるんじゃないだろうか。

それでも、第1話は単に忙しいだけで物語に破綻もないみたいだからいいんだけど、心配なのはこの先。
たった12話で美凪とみちる、佳乃と聖の物語まで入れて、なおかつ、神奈の物語まで語らなきゃいけないとなると、ものすごく急いでストーリーをはしょらなければならないんじゃないのかな?
一歩間違うと、「Kanon」なみに全員を補完する無理な展開になってしまうような気がして、それが一番怖しい。

美凪や佳乃は脇役に徹するだけなんじゃないか? と思っていたのだけど、初回から「魔法が使えたらって思ったことないかなあ?」のセリフが出てきたし、佳乃の手首の黄色いバンダナも強調して見せてきた。すると佳乃の話もやるんだろうか?と思えるし、一体どうやってまとめる気だろう?

あるいは、本当に原作ファンのためだけのアニメになるのかも知れない。
私は原作ファンだから、それでもかまわないんだけど。実際、アニメのキャラとして、「AIR」のキャラクターたちがちゃんと動いて会話してくれただけで、ものすごく嬉しかったのは間違いない。

観鈴が往人に「ただ、遊びたいな・・と思って・・」のセリフを語るだけで、「ううっ!」と涙がこぼれてしまった。(;_;)
ただ、ゲームを未プレイの人にはただの変な女にしか見えないんじゃないのかしら? と思うから、それがちょっと残念かな。でも、原作もそうだから、それは仕方がない範囲か。

で、あのカラスはやっぱり「そら」なんでしょうかね?(^^);

http://www.bs-i.co.jp/anime/AIR/