星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「SAMURAI7」第12話

第12話「わめく!」

黙ったまま、淡々と刀研ぎに勤しむカンベエさま。何も言わない分だけ妙に迫力。(^^);

今回は、名場面が続出でしたね。初めて人を斬ってしまったカツシロウと、彼の動揺に言葉をかけるカンベエさまのかっこよさ。一つ一つが名ぜりふですわ。
「サムライでありたいのなら、人斬りの罪科を背負う覚悟を持て」淡々と流すセリフに、妙に哀愁が漂っていてすてきなんだわ。数多く人を斬って、なおかつ人死にを見てきた男のセリフよ。
「わしらは稲穂に群がる野ぶせりを払う案山子だ」声優さんの読み方も渋くてよい。

「守られて、あなたに人を殺めさせる我らの何と狡猾なことか」「せめて、あなたが浴びる血を私に清めさせてください」byキララ

このセリフと、裏切り者を出した村の人々のずるさがきれいにリンクして、「そうさ、農民はずるいんだ!」というキクチヨの悲痛な叫びとつながっていく。

原作でも名場面だったけど、アニメ版でもいいシーンでした。11話と12話で1セットという形ですか。

マンゾウをつるし上げようとしたヘイハチのエピソードが、今後の伏線になりそうな気がして、続きが楽しみです。「あの人は甘すぎます!」と言うけど、ヘイハチはにっこり笑顔で、一番厳しい性格のようですね。見ようによっては、一番早く死亡フラグがたちそうな雰囲気だったけど、どうかな?

それにしても、ヘイハチを慰めた(?)シチロージの声優さんは、つくづく声がいいなあ。声の感じはみんな渋くていいんだけどね。(^^)