星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「パーム27 午前の光1」 獣木野生

8.「パーム27 午前の光1」 獣木野生 新書館ウィングスコミックス 評価★★★★★

4年ぶりのパーム新刊! キャラクターたちの魅力は健在で、絶妙な会話の切れ味が楽しいです。

たぶん、p153のイライザのセリフが、この物語の全てになるのだろう・・・と何となく思った。
「どこかにもっと素晴らしい場所があると思っていたのよ」「自分が愛され、理解されるような」「自分は間違った場所に生まれてきたようで」「いつも何かが違うと感じていた」

全部書くと、ネタバレだな。でも、こういう想いは、誰の中にも潜んでいるのではないかという気がする。そして、ジョイの最後のセリフ。
「兄さん、人はみな自分と同じ考えの人や似た境遇の人を求めるでしょ。誰もが一生そういう人を捜し続けるのよ」

この手のセリフにもものすごく惹かれる。初登場の割にジョイは、インパクトの強いキャラだ。コミックスでは、カーターに背を向けて去ってしまうけど、彼女がこの先どうなるのかすごく気になるので、続きが楽しみです。

<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4403617816/seiseikai-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">パーム (27)</a>