星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「義経」第8話

第8話「決別」

やっぱりさすがに大ベテランの役者として、渡哲也の清盛と中井貴一の頼朝は迫力がある。ただそこにいるだけで、圧倒的な存在感があってすごい。比べると、遮那王の演技が今ひとつに見えるから、ちょっと気の毒なほど。

とは言え、遮那王は武者姿の方が似合いますね。どうもピンク色のひらひらをかぶっている姿が今ひとつに見えて困っていたのだ。義経として活躍するようになれば、もっとかっこよく見えるかな?

遮那王のコスプレをするには、滝沢くんの顔立ちは男臭すぎるのかも知れない。もうちょっと女装の似合いそうな女っぽい顔立ちの人を選ばないと・・・。最初予告で見たときにはいけるかな? と思ったのも確かなんだけどね。

物語としては、「父親に嫌われている」と思いこんでいる宗盛の心情がよかったな。決して悪い人ではないんだけど、要領が悪くてすれ違いになってしまう。そういう不器用さには共感できます。
ただ、この人は、優秀だった父と兄が病死した後に平家一門を背負う役回りになるはずだから、このあたりの展開が興味津々ですね。彼の歪んだ劣等感が、どんな風に義経を追いつめていくのか・・・。あるいは、影の主人公は彼なのかも知れない。

しかし、弁慶はすっかりストーカーと化してますね。まあ、物語上そういうキャラだとはわかっていたつもりだけど、せっかくのマツケンを男を追いかけるようなヘンタイ坊主にしちゃうのはもったいないよ。もう少しかっこいい見せ場を作って欲しいところ。そういう意味では次週に期待できるだろうか?

次回も楽しみです。