星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「風雲児たち 幕末編」第6巻 みなもと太郎

33.「風雲児たち 幕末編」第6巻 みなもと太郎 リイド社SPコミックス 評価★★★★★

「逃げ隠れしたと思われては、僕たちの誠実さが伝わらない」「死刑を覚悟で密航を企てたとわかってもらわねば、役人の心を動かすことは出来ない!」
「しかし・・・先生は役人に何を説くおつもりですか」
「私の姿を見せるだけでいい!」
「命をかけてこの国の前途を憂えている人間がいると知れば、その人がまた真剣にこの国を考えるようになる」
「そんな人を増やすのがこれからの私の使命だ」(p64)

・・・気に入ったセリフを抜き書きするだけで、感想になるなあ。説明は要らないかも知れない。感動しました。

罪人は、悲しい顔を見せても、笑っても、怒ってもいけないのだというセリフがちょっと胸にしみました。情けない奴だと思われても、ふてぶてしい奴だと思われても、耐えるその強さが私も欲しいと思う。
「逃げれば、僕たちはただ悪いことをしただけの人間になります。僕は誓って悪いことはしておりません。英雄だけが、牢に入る資格を持つのであります」
・・・かっこいいなあ、吉田松陰。(^^)

ラストでは、いよいよ竜馬が動き出すのか。彼なりの考えでこの国を変えようと決意したところで続く。次回も楽しみです。

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