星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「聖戦記エルナサーガ2」第5巻 堤抄子

34.「聖戦記エルナサーガ2」第5巻 堤抄子 スクウェアエニックスGファンタジーコミックス 評価★★★★

「国や宗教や企業やらの組織が複雑に利害を絡ませ、その中で一人一人の人の力ははるかに弱くなった・・・この時代に英雄はいない」
「それぞれは愚かで小さく・・・それでも、現実を切り開くのは常に人の意志の力だ」

「いつもみんなに酷いことをして! 殺して! 自分たちも傷ついて! それでどうして戦い続けるの?」

心優しいエルナが、傷つきながら泣きながら戦っている姿がかわいそうだ。一方で彼女が倒さなければならない、信じるものを間違ったためにボロボロに傷ついていく狂戦士たちも、涙を見せながら暴れている姿が哀れみを誘う。こんなことになる前に救いはなかったのか? 色々考えさせられます。

この作品は応援していきたい。続きも楽しみです。

【おまけ】
世界地図や用語解説、人物相関図などがあるといいなあ、と思いました。少々ストーリーが入り組んでいるのでわかりづらいのがこの作品の難点だと思う。
特に、世界地図は欲しいかも? 国の名前がもうすでにわからなくなりつつある・・・。(^^);

<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757514204/seiseikai-22/ref=nosim" target="_blank" class="ausgangsoft">聖戦記エルナサーガ2 5巻 (5)</a>