星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「交響詩篇エウレカセブン」第6話

第6話「チャイルドフッド」

他人の子供のいたずらを叱れるか? というのは、ものすごく厳しい設問で・・・。(^^);

先日、本屋にて、小さい子供が本をいたずらしていてね。ものすごく乱暴に本を扱ってて、このままじゃ本が痛んでしまう・・・と見ていても辛かったのだけど、しかし、若い親も周りの大人も知らん顔をしているし、店員でさえ注意しないのが現状。

この子供、サイテーだ。大人が叱らなきゃ! と思いつつも、結局何も言えなかった自分に自己嫌悪・・・。・・・その出来事を思い出しました。

自分がレントンの立場なら何ができただろう? と、考えさせられた分だけいい話でした。

罪を犯した人間は罰せられなきゃいけない。ラストシーンで、みんなそろって罰を受ける・・・・という形を取ったのは、正しいです。悪いことをしたときに、罪悪感を引きずったまま、何らの罰も受けないままというのは返ってよくない。そうやってきちんと叱ってくれる大人がちゃんといるというのは、正しいことだと思います。

一緒に罰を受けたことで、家族としての連帯感も生まれただろう。レントンは子供たちをかばったし、それが子供たちにもちゃんと伝わっただろうから。母親として責任を取りたいというエウレカの気持ちもきちんと伝わりました。

ただ、欲を言うなら、ラストシーンでレントンが子供の頭をこつんと殴る・・・ぐらいのシーンはあってもよかったと思う。さんざん色々されたんだから、そのぐらいは当然だろう。結局、レントンからは子供に対して何らの叱咤もないのだろうか? という部分はちょっと気になりました。本当は、そこまで描くべきではなかっただろうか? 現在の親の世代である我々は、なかなかそれができないから、困っているんだし・・・。

ロボットアニメとしてだけでなく、人間ドラマとしての部分を多分に含んでいるところで、考えさせられます。続きも楽しみです。

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