私が芝居を見るようになったのは、短大の時、先輩に大学の演劇サークルの芝居に誘われたからです。それが最初。
いかにも学生が作ったシナリオで、わけのわからない会話ばかりしているようなタイムトラベルSFもどきの変な芝居だったんだけど、それが妙にツボに入って気に入っちゃって・・・。(^^);
学生演劇の楽しさに目覚めちゃって、京都だから、街を歩いていても学生が芝居のチラシを配っているから、面白そうだと思えば、片っ端から行ってきました。当時、夢の遊民社の影響かも知れないけど、無理矢理言葉遊びをしようとして、わけわからなくなっているようなシナリオが逆に面白かったのです。
自分でもシナリオを書いてみようと思ったことがあるんだけど、やってみたら結局シナリオにはならなかったですね。そうしてできたのが「闇、そして光」という作品。二人芝居の舞台をイメージして作品を考えたんだけど、舞台装置を考えるのが面倒だから真っ暗闇にしちゃえ・・・という発想で思いついたのだ。
福井に戻ってきてからは、地元のアマチュア劇団の芝居をよく見に行きました。800円〜1200円ぐらいで1時間半ぐらいの芝居を見せてくれます。すごく狭いアトリエで、数十人しか入れないような場所にぎっしりと詰め込まれて鑑賞するの。映画とかを見るよりも役者さんの生の芝居の方が楽しいと思っていたので、いつも見に行ってました。
一度見に行くと、必ず他の劇団のチラシもくれるので、その中から面白そうな芝居があれば、友達を誘って見に行ってました。
返って大手の劇団の芝居はあんまり見たことないです。貧乏性なので、高い芝居は見に行かなかった。それでも、まめに見に行った中で一番本格的なのは、野田秀樹の舞台かな? これは東京や神戸までわざわざ出かけていって見たんですけどね。
横浜に来てからは、演劇鑑賞をほとんどしなかったんだけど、よく考えれば、アニメの声優さんのほとんどが舞台の人なんだから、東京まで行って声優さんの芝居を見るのも悪くないなあと思いつきました。せっかくだから、これからはいろいろ見ていきたいと思ってます。
やっぱ、役者さんの生の芝居は、迫力が違います。すごく面白いので興味を持った方は、それぞれ地元の劇団を調べてみるのもいいと思いますよ。