星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

自分の趣味傾向・・・。

基本的に、私はTVが好きじゃない。結婚した今でこそほとんど聞かなくなったけど、昔はいつも家に帰ってすぐ最初にスイッチを入れるのはTVじゃなくてラジオでしたね。

独身の頃、実家で自分の部屋に一応自分用のTVはあったものの、ほとんどそれはアニメVTR再生装置に過ぎなかったです。せいぜい見てもNHKのニュースぐらいでしょう。おかげで、会社の同僚が使うCMネタがわからなくて困りました。

まあ、もともとTVのチャンネル自体、ものすごく少ない地域なので、民放のTV番組が面白くなかったせいもあるんですけどね。お笑い系のバラエティ番組は嫌いだし、ドラマも全然興味がなかった。

そもそも、役者が現実の世界を妙に真似して作っている実写のドラマってあんまり好きじゃないんですよ。これは映画も同様だけど、人間が映像の中で演じるドラマはどうにも偽物に見えて、感情移入しづらい。それよりは、いっそ絵で描いてあるアニメの方が、はっきり偽物だとわかる分だけ逆に感情移入できて面白いと思うし、映像というフィルターを通さずに現実に舞台という目の前で役者が演じてくれる演劇の方が好きです。

他人と話すときに、TVという共通の話題がないことにこだわりさえしなければ、TVなんてアニメVTR再生装置で十分です。

・・・と思っているから、変わり者扱いなんでしょうけど。

夫は逆に映像表現が大好きなんですね。彼は、アニメファンというよりははっきり映画ファンだし、映像表現が好きだからアニメもついでに好きだという形のファンでしょう。
アニメを見るときもカメラの位置がどこにあるかとか、作画でどう動かしているかをメインに見る作画マニアの方です。

だからまあ、微妙に我々の間にも視点の差があり、少しだけ距離があります。私は物語表現としてのアニメが好きなのであって、映像表現としてアニメを見ているわけではないので。基本的に映画にはあんまり興味がなくて、とにかくアニメ。アニメだから好きなんですよ。

物語の表現にはいろんな形があって、小説でもマンガでもゲームでもドラマでも映画でも演劇でも絵本でも絵画でもいいとおもうんだけど、そういうありとあらゆるジャンルの中で、一番好きなのがアニメだったというだけです。

自分の幅を広げるために、夫の趣味に合わせてみようと思って彼の好きな映画にもつきあうことにしたし、実家の家族の趣味に合わせて大河ドラマも見ることにしたけど、自分が最優先するとなると、やっぱりアニメなんですね。