星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「雪の女王」第3話

第3話「鏡のかけら」

ブラックになったカイくんは、まんまやさぐれた矢吹丈だった。(^^);
出崎監督がひねた子をやろうとすると、みんな同じパターンになるのだろうか? 最近の例えなら、「劇場版AIR」の往人さんがあんな感じ・・・ということで。

カイにふられたゲルダの様子は、それこそ岡ひろみみたいだったし。わざと「エースをねらえ!」っぽく演出しているのだろうか? シリアスなシーンなんだけど、思わず笑っちゃった。これが出崎演出だと言えばまさにそうなんだけど、ここまで80年代風でいいんだろうか?

流浪の吟遊詩人が出てきて、ちょっとびっくり。仲村トオルのぼそぼそしゃべりのナレーションは、このキャラクターのせいだったのか。一歩間違うと、この人、ギャグのキャラになっちゃいそうだなあ。

雪の女王は、カイくんを気に入って、わざと鏡のかけらを入れたというショタコン設定にするんじゃないかと思っていたんだけど、この場合は逆みたいですね。かけらが入っている男の子をたまたま見つけて気に入ったというパターンに持ってきましたか。と言うか、それが原作通りなのかな? 原作は子どもの頃、一応読んだはずだけど、もう覚えていないです・・・。(−−);

雪の女王にさらわれた男の子は、現実世界では事故で水死したことになっている設定は面白いな。言うなれば、神隠しにあった子どもというパターンだよね。少女だけは、それに異を唱えて旅に出る。

現実世界とファンタジー世界の融合が難しいところだけど、その間に立つものとして、吟遊詩人が置かれているのかも知れない。そういうキャラクター配置に興味があります。

次回も楽しみです。