小説・一般23.「女子大生会計士の事件簿DX.3 神様のゲームセンター」 山田真哉 角川文庫
順調に面白いです。いろいろ短編が載っていたけど、一番よかったのはやはり、最後に収録されていた「神様のゲームセンター」かな? 後書きに「ザ・スニーカー」に連載された作品だと書いてあったので納得したけど、少々ソフトなやおい風味が入っていたうえに、ゲームセンターという題材を扱っているあたり、よりオタク系の読者にアピールしたという感じです。
ストーリー自体はシンプルなんだけど、高校生の少年たちの「ゲームセンターにかけた夢」がわかりやすかった分だけ、なんだか感動的な展開でした。
特に、「ゲーム」に対して、いろんなことを言う人たちの意見が面白かったな。時間と金の無駄遣いと切り捨てるか、夢を買っているんだ・・と擁護に回るか・・・。
で、だんだん複雑化するゲームのために、初心者お断り・・・になりつつある現状に対する危機意識も入っていたし。そういうのは、ゲームでなくてもアニメでも一緒だよね・・・となんとなく思いました。
萌さんのかわいい一面も見られて、よかったです。彼女については、これから順々にいろんな過去が明らかにされていくんでしょうか? 次巻も楽しみです。
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