星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「新竹取物語 1000年女王」第15,16話

第15話「真実は夕闇の中に」
第16話「悪魔の星ラーメタル」

順調に面白いです。発見した設計図を1000年女王に渡すべきか、1000年盗賊に渡すべきかで、悩んでいる始くんだけど、とりあえず、おじさんに見せて相談に乗ってもらうことにしました・・・という展開。まあ、始くんから見れば、それが普通の判断だろうね。

ところで、おじさんはそれを対策委員会に持っていって、みんなに見せるんだけど、設計図を見た委員の連中がことごとく、それを自分の国によこせ・・・と言い始め、眼前で醜い争いを繰り広げる。

地球から脱出できる宇宙船のための設計図なんだから、まさに奪い合いになっちゃって、ますますだれにそれを渡したらいいのか、混乱状態。

一方で、1000年女王の組織も一枚岩ではないようで、「もう時間もない。女王には任せておけない」として、夜森大介は勝手に組織を動かして、天文台を襲わせてしまうし、1000年盗賊の方も動いてくるはで、いろいろ思惑が混み合って、大変です。

そんなこんなで大人達がみんな設計図の奪い合いで、醜い争いを繰り広げいているのと対になるかのように、そういう思惑とは無関係に弥生を気遣う始くんや、その両親との絆が描かれる。1000年女王としてではなく、雪野弥生として、彼女を見守る人々がいる・・・そういう情にあふれたの絆の描き方がちょっと感動的でした。

弥生さんも、仕事と私生活の間に挟まれて、いろいろ大変なんだなあ・・・というのをつくづく感じましたね。だからあんなに悲しそうなのか・・・。

面白かったです。続きも楽しみです。