星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「.hack//Liminality」第4話

第4話「Trismegistus」

結局、「.hack」シリーズは、ゲームを含めて全部そろえないと、謎が解明できないようになっているのだろうか?

ハロルドって誰? エマって誰? の時点で、物語についていけなくなっている。なにしろ、登場人物達は、それを周知の事実という前提で話を進めているし・・・。「.hack//SIGN」の時に説明があったっけっかなあ? もうすでに内容を忘れているから、この作品単体で見るにはかなり不親切な作りだと思いました。

まあ、なんとなくプログラムが暴走しているんだなあ? というのは、わかったんだけど、何故、最初の少女が一人だけ現実に帰ってきたのかもよくわからない。彼女が音楽をやっていたことが伏線にはいるのかと思ったのに、全然違うようだし、彼氏の方も救えないままなんだけど、これでいいのかな? と思ってしまう。

結局は、「境界線」を越える覚悟があるかどうかを問う話だったと見るべきで、それ以上の謎解きの部分を期待しちゃダメだと言うことだろうか?

もともとサイドストーリー的な位置づけにあるんだから、それでも仕方がないのかも知れないけどね。もっともっと壮大な物語が後側にあるのに、入り口ではじき飛ばされたような気がして、ちょっと欲求不満が残りました。

.hack」シリーズは全体的にそうだし、そういう企画ものだったのかも知れないけど、面白いのになんとなく煮え切らないというのはちょっともったいないと思いました。強いて言えば、各キャラクターの個性的な部分はよかったです。特に横浜の少女がよかった。ああいう子は好きです。