星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「その時歴史が動いた」アンコール

「百世の安堵(あんど)をはかれ〜安政地震・奇跡の復興劇〜」

「万が一の時になって、思いをめぐらすのではなく、常日頃から非常の事態に備え、一生懸命にわが身を生かす心構えを養うべきである」

アンコールにふさわしいいい話でした。

安政の大地震の折、津波に襲われた村で、人々をいち早く高台へと非難させ、復興に力を尽くした商人・濱口梧陵の話。もう二度と津波の害を受けないように堤防を築こうとみんなに呼びかけて、自分の財を投げ打って、堤防を作り上げた。それで、後々の大地震にもその村の子孫達は津波の害を免れ得たという結果が出ている。

なまじ、この間のインドネシアの大津波の時の映像が目に焼き付いているので、津波の怖さをしみじみと実感できる昨今、非常時にきちんと救済措置を執る判断ができた上に子孫のための対策まで成し遂げておいた人がいたというのは、励みになる話です。

非常時のための心構えか・・・。
緊急の場合がどうという問題だけじゃなくて、たとえば、自分が今、できるだけ勉強しなきゃ・・・と思っているのは、歴史と経済と英語なんだよね。それで、さらに暇があったら、なるべく体を動かしてダイエットすることが取りあえずの目標。

今まで怠けすぎているので、なかなか身体も動かないんだけど、「地下鉄でもし火災があったら、逃げるときには階段を駆け上らなきゃいけないんだろうか?」と、考えたら、自然、駅ではいつも階段を上り下りするようになった。この程度の心構えでもないよりはマシだろうという考えなんだけど、方向性としては間違っていないんじゃないかな? と思う。