星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「功名が辻」第3話

第3話「運命の再会」

筒井道隆はつくづく時代劇の似合わない役者だなあ・・・と思った。個性が強すぎるせいか、ぜんぜんはまらない。かっこいい知将の設定のはずなのに、どうも間抜けた感じに見えるのはもったいない。筒井道隆の周りの空気だけ、悪い意味で「新撰組!」になっちゃっている気がするよ。

この話は、カリスマ的存在である信長の周りに次々と「彼にほれた」という武将が集まる男ハーレムの物語なんだろうか? という気がしたんだけど、それを考えるにつけ、つくづく若い役者を使わなかったことが残念で仕方が無い。

大河ドラマって、昔から年配の役者に若い役をやらせる傾向があるみたいだけど、逆にしたほうがいいんじゃないだろうかと思う。つまり、若い役者にこそ年寄りになるまでを演じさせればいいんじゃないかということ。メイク技術で若者をふけ顔に変えることは簡単にできるだろうし、役者の演技の力量しだいで、老人の役を演じきることも可能だと思う。そちらのほうが一般的に受けるんじゃないかという気がするけど、なぜそうしないのだろうか?

女優さんだと、特に若い役をやるときにつらいと思うしね。一豊と千代が何歳まで生きるのかは知らないけど、それともこの二人は老境になるまで演じきるのかしら?

千代ちゃんに関しては、子供時代のほうがかわいかったと思う。子役の女の子が「千代は、・・・します!」と一生懸命に叫んでいる姿がかわいかったのだけれど、成長してからはその必死さがどこか消えてしまって、落ち着いた大人の女性に代わってしまったようで残念です。

まあ、なんにせよ、物語はまだまだこれから。続きを待ちます・・・。