星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「その時歴史が動いた」第241回

第241回「人間ドラマ誕生〜近松門左衛門 曽根崎心中〜」

近松門左衛門は、武士の身分を捨てて、劇作家の道を選んだ人だったのか。人形浄瑠璃が好きで、見ているうちにはまって、自分でも脚本を書きたいと思って、創作の道へ。

歴史的な英雄ばかりを題材にした物語が多かった中で、あえて普通の庶民の起こした普通の事件の哀しみを描いた。そしたらこれが大ヒット。一般市民は、歴史的な英雄よりも、自分に近い等身大の人間の物語を好んだという話。

やっぱ、共感を得る物語を書くという部分が重要なんだろうなあ、という気がします。ああ、この気持ちなら私わかるわ。という感じ。かっこよすぎるキャラよりも、自分に近いどこか抜けているキャラの方が愛着がわくのと似たようなものでしょうか。

しかし、そういうキャラを作ることこそ、実は何より難しいかも・・・。