星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「ファンタジックチルドレン」第7話

第7話「ベフォールの子供」

1年以上の歳月を経て、ようやく録り逃した第7話を補完。ここからようやくまだ見ていない回に突入しました。長年の宿題が片づいてほっとしてます。第6話でトーマたちの物語の方も区切りがついていたので、ここから新たに謎解きの説明が始まったという感じですね。

ハスモダイの悪夢の世界は怖かった。なかむらたかしの絵柄は、どこか狂気じみているから、笑顔のお母さんが一番薄気味悪かったなあ。

ただ、それでも僕はよかったんだ・・・という子どもたちの哀しみは、すごく強く伝わりました。この作品のテーマは、それでも、帰りたい、帰りたい、帰りたいどこか・・・・。行きたい場所。遠い世界・・・。というものなので、そういう郷愁にはどうしても惹かれてしまいます。

本来、自分がいるべきはずの遠い世界。そこに帰りたい。小野不由美の「魔性の子」が非常に好きだったのと、近い感じがしましたね。個人的にはあの作品さえあれば、続く「十二国記」シリーズは蛇足だとまで思っていた人間なので。それだけ「魔性の子」だけ特別に好きだったんですよ。そうか、ベフォールの子どもたちは、高里くんなんだ・・・という事実に気づきました。

問題は物語がどういう結論を持ってくるかという部分だし、その辺も含めて、最終回まで楽しみにしたいと思います。続きも楽しみです。