星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「無人惑星サヴァイヴ」第51話

第51話「死ぬために行くんじゃない」

「僕だって、みんなの仲間だ! みんなの役に立ちたいんだ!」と叫ぶアダムに対して、「わがままを言うんじゃない!」とメノリが一喝していましたが、それってどうなの? という気がしました。

小さな子どもを危険な目に遭わせたくないという気持ちはわかるんだけど、これでもし、宇宙船に何かあって、二度と戻れなくなるとしたら、ここは今生の別れになるべき場面でしょ? もしそんなことになったら、アダムはあの星でひとりぼっちになっちゃうよ? その方が、よほどかわいそうなんじゃないのかな?(−−);

結局、彼らはアダムを仲間とは認識していなかったのか。子ども扱いして、異星人だからと言って仲間はずれにするのか・・・。そう言う部分が、すごく気になったので、惑星がきれいだのなんだの言っているシーンに素直に感動できなかった。アダムにだって、その光景を見る権利があったんじゃないのかな? という気がするので・・・。

本当に仲間だと思っているのなら、ここは連れていくべきだったろう。生も死も覚悟の上で一緒にいよう、共に力を合わせて頑張ろうって、そういう風に決意して欲しかった。惑星に置いてけぼりにするなんて、ちょっとあんまりだと思う。

「データ上、重力嵐の規模が大きすぎて、この宇宙船ではやはり対処できないとわかった・・・」と、コンピューターが計算を出したのなら、「やっぱり無謀だったんじゃないの? この計画・・・」という気がするんだけど、「データ上でダメでも、あとは勇気で補えばいい!」というGGGみたいなきわどい方針で、重力嵐に立ち向かっていっちゃいましたが、それで本当に大丈夫かな? という気はします。

ただ、この作品の場合、確実にハッピーエンドになるだろうことがもう目に見えているので、最終的にはみんな助かるんだろうという安心感はあります。あるいは、アダムを惑星に残したことが、何かの伏線になるのかも知れないし・・・。あとは、どれだけ感動的にまとめてくれるか、次回を待ちます・・・。

サヴァイヴ」が「生き抜く」という意味だとは知らなかった。なかなかかっこいい言葉なので、とりあえずメモ。