第１話「エンタングル」
とりあえず、とっさに映画の「マトリックス」が頭に浮かんだ。
こういうどっちが仮想現実かわからなくなるような神林長平的な世界観は、なんだか怖いなあ。本当に足元から世界が揺らぐみたいな気がして、気持ち悪くなる・・・。
主人公のいる日常世界と、量子テレポートした先にある戦闘空間と、どちらが現実なのか、この場合は判断が難しいが、人間の中にある「実は自分は、今は休んでいるだけで、別の本当の世界では、みんなに必要とされているヒーローなのじゃないか？」という潜在的な願望を捉えた作品と言えるんじゃないかな。
この間まで「雪の女王」を見ていた身には、川澄綾子が大人っぽい女性の役を演じているのが、ちょっと新鮮に見えたかな？ なかなかかっこよかったと思います。
私としてはもうこの作品を見る気はないけど、お話としてはよくできていて、面白かったと思います。２１世紀風味のロボットアニメとして、ちゃんとしあがっていたんじゃないのかな？ という印象を受けました。
http://www.zegapain.net/
