星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「NANA」第4話

第4話「奈々の恋、ナナの夢」

印象として、Aパートの奈々編の方が、面白かった気がする。見る前まではナナ編の方を楽しみにしていたんだけど、実際、見てみたらそうでもなかったな。

と思うのは、奈々の方は本当にその辺に存在する等身大の普通の女の子の恋という感じに見えたんだけど、ナナの方までいっちゃうと、本当に別世界の住人という感じがするからだ。特にその生い立ちや、バンドをやっている理由などを聞くと、さすがに私の身近な世界からは完全に遠ざかってしまう。

母親が、父親がどこの誰ともわからない子供を産んで、お祖母ちゃんに押しつけていった。祖母は嫌みばかり言いながら、私を育てた。赤い色の服なんて買ってもらえなかった。私は自分でバイトしたお金で赤いワンピースを買った。・・・なんて話は、なんだかまあ、70年代に流行った苦労話みたいで、本当にこんな話が今時の子に受けているのだろうか? と思って、不思議な感じがした。

それとも、そういう話は普遍的なものなんだろうか?? さすがに私の知らない世界のことなので、どうにも実感がわかない。奈々ちゃんがギャグっぽい一人つっこみをやっていたAパートの方が楽しかったんだけどな。

ちょっとだけ興ざめしたが、もう少しつきあってみます。大体、東京編に入らないと、そもそもの二人の物語が始まらないと思うからね。まだまだプロローグという感じなんだろうか??