第5話「シリトリ」
原作では別々のエピソードだった「しりとり」の護法の話と「狐のおでんや」の話をふたつ組み合わせて、ついでに百目鬼くんの弓道大会のオリジナルエピソードも加えて、まとめた形。
きつねのおでんは、確かに美味しそうだったなあ・・・。なんか思わず、食べてみたいなあ・・・と思わせるだけの力があったと思う。
ただ、きつねが経営しているだけに、「大丈夫かな?」とちょっと警戒してしまうのは、日本人としての性か。いや、本物の食べ物かなあ?? と、ちょっと不安になるじゃないですか?
でも、そんな怪しい食べ物を疑いもせずに素直に食べて「美味しいです♪」と笑顔を見せる、そんな四月一日が好きだなあ・・・とも思う。あと、子狐にあっさりと矢羽根をプレゼントする優しさもいいなあ・・・と思ったり。
しかし、曲がっている影がどんどん自分に迫ってくるシーンは、さすがに怖かった。あの画面の見せ方は、かっこよかったですね。
あと、かごの中には何もいないのに、影で鳥が映り込む絵はやっぱりきれい。こういう絵は、「東京バビロン」の頃から式神として、よく使ってたかな?・・・と思い出しました。
ほのぼのエピソードとして、きれいにまとめた感じに見えました。よかったです。続きも楽しみです。