星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「NANA」第11話

第11話「幸子、わざとだよ?」

・・・窓辺の椅子も食卓もあのころのまま、そこにあるかも知れない。だけど、もうそこには誰もいないよ。時が流れるというのは、そういうことでしょ?

ラストシーンのセリフを聞いて、瞬間的にそう思ってしまったので、泣けてきてしょうがない。
故郷というのは思い出の場所であり、思い出は過去の記憶の中にしかない。そこに帰ることはあり得ない。強いて言うなら、今いる場所こそが、未来における故郷なんだと思う。そう思って、今いる場所を大切にすることだ。

それにしても、無駄遣いの多い娘に30万円の大金をぽんと送るなんて、母親の教育が甘すぎるんじゃないか? という気がした。だから、こんな経済力のない娘に育つんじゃないか。

この場合は、淳ちゃんの方が正しいと思う。お米をわけてくれるなんて、それだけでもすごくありがたい存在だぞ。それに梅干しをつけてくれるなんて、章司くんにも感謝だ。そんなの嫌だと泣くなんて、わがまますぎ、と思ってしまったので、ちょっと機嫌が悪いのだ。まあ、マンガとしての誇張だとはわかっているんですけど・・・。