第28話「罪と罰と呪いの子!愛憎の天空魔竜!!」
作画の美しさについては、ほぼ完璧でした。こんなきれいな絵をTVアニメで見られることもなかなかないかも知れない。
・・・それなのに、なんで、見終わった後の気分が今ひとつ、なんだろうなあ・・・と思う。これはちょっと違うだろう・・・・という感じがするんですが、どうしてそう思うのか、うまく説明が出来ない。
少女に人殺しをさせようとする感覚が嫌なのかな?
人間が相手を殺そうとする心理って、よほど根深い潜在的な憎しみか、やらなければやられるという強い恐怖心がなきゃ無理だと思うんだけど・・・。
幼い子供の時に殺された母親の敵を、何年も経ったあとになって討とうとする気持ちがよくわからないのかも知れない。母親が目の前で殺されれば、それは確かにショックだろうけど、憎しみからその相手を殺そうと考えるには、ルルはちょっと幼すぎるような気がするし、この場合のそれはあまり説得力がないように思います。
むしろ、ダリウス人と地上人との結婚を忌まわしいものだと、あれほどムキになって否定しようとしたブロイストの心理の方によほど興味があるかな? それほどまでに地上人が嫌いというのには、何か特別な理由でもあるのか? という気がしました・・・。この辺は、考えすぎかもしれないけど・・・。