星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「機動戦士Zガンダム3−星の鼓動は愛」

映画4.富野由悠季監督「機動戦士Zガンダム3−星の鼓動は愛」 (日本・06)

素直に面白かった。あいかわらず、こまかい設定の部分は全然わけがわからないし、どういう理由で戦っているのか、状況がどうなっているのか、ほとんど着いていけなかったんだけど、キャラクターたちの心情だけは十分に伝わったと思う。

戦場に来るべきじゃなかったはずの女の子を、みんなでよってたかって利用しているんだという話。

それは、ミネバの出番が増えたことにも言えるし、サラとレコアを言葉巧みに利用したシロッコをメインの悪役として描いたことでもわかる。

個人的には先日「ZZ」を見たばかりのせいか、ハマーン・カーンにかなり感情移入しながら見てしまった。シャアに捨てられた女という哀しみと怒りが見えたような気がしたので。そういう意味では、一番悪いのはシャアなんじゃないのか? という気もちょっとしているんだけどね。

ただまあ、全体的に、「Z」のキャラがみんなかっこよく見えたことに感心した。TV版では病的だったキャラクターを全員まともに見えるように書き直したみたいで、それがいい意味できちんとまとまった感じ。

ヘッケン艦長の出番がやけに増えたことと、ヤザンが妙に格好良かったのが印象に残りました。

http://www.z-gundam.net/

http://www.b-ch.com/