【前回までのお話】
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大きな橋の下の岸辺近くで、船は、鳥たちと一緒に嵐の夜を過ごしました。丁度、鳥たちが身を寄せ合っている真ん中に、船は入り込んでしまったのです。流れは激しく、うねっていましたが、鳥たちのいるその場所は、風から守られていました。渡り鳥たちは本能的に、彼らにとってもっとも安全な場所を選んだのでしょう。
その日、船は渡り鳥たちからいろんな話を聞きました。