星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「NANA」第20話

第20話「20」

「誰でもよかったわけじゃないの。・・・同じ光の中にいたかったの・・・」

・・・いかん。ラストの台詞で、不覚にも涙がこぼれた。切なく身にしみて、伝わった>奈々の気持ち。

周りのみんなが遠い人に思えた。みんなが光の中にいて、私だけは近くにいても、その外側にいるんだと痛感する。ただ、隣にいてくれる人が欲しいだけで、一番優しそうなヤスさんに惹かれたのもすごくよくわかるし、夢を語るノブに惹かれたのもすごくよくわかる。

言葉通りだよ。誰でもよかったわけじゃないけど、どの人もみんな素晴らしすぎる。ただ、一方でだからこそ、彼らは遠い人になってしまうんだね。

比べて自分は余りにも平凡で、ミーハーなだけのただの女の子で、仕事も満足にこなせない無力さ。会社をクビになって落ち込んで、何もできないことを思い知らされるという・・・。
ベンチで落ち込んでいる奈々の姿が、見ていても、凄く痛くて、辛かったです。

しかも、バカだなあ・・・この子。タクミは女たらしだという情報を聞いても、それでも着いていくのか? ものすごく危ない状態で続くになったような気がして、気になって仕方がないよ。・・・大丈夫ならいいけどね・・・。