星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「学園アリス」第3話

第3話「アリスなんかに負けてたまるか☆」

クラス全員から白眼視されて、いじめにあうシーンは、さすがに見ていても辛かった。しかも、かつての親友が、まったく助けてくれずに、知らん顔をしているという状況もまあ、見ていてキツイ。

とは言え、そんな状況にも負けずに「うちはなあ、あんたらなんかに負けへんよ!!」と言って、立ち上がって、いじめっ子の女の子たちにあかんべーをかました主人公少女の強さには感心した。確かに、こういう状況で、少女の強さを表現するには、関西弁がよく似合うのかも知れないなあ。浪速の底力って感じがするじゃん?

彼女がそこまでやったときに、初めて親友の彼女が振り向き、助けてくれるという構図も面白かった。彼女は黙って、ずっと様子を見ていたんだよね。「手出ししないで。このバカ、泣かしていいのは、私だけ・・・」

「あんたのせいで、狙っていた優等生賞がパアだわ。責任とってよね」と、淡々とした調子で、感情を込めずに言う蛍ちゃん。蜜柑ちゃんのすり寄ってくるような愛に対して、思いっきり冷たい態度を取る少女。友達と呼ぶには、あまりに冷たすぎるんじゃないかと思ったけど、両極端な彼女たちの親友同士としての描き方が面白いなあ・・・と思いました。

「うちのロボットがちゃんとある〜」と蛍ちゃん制作のロボットに喜んだのもつかの間で、「それ、ストレス対策用のロボット。いくら殴っても、にこにこ笑ってるの。一回、50ラビットよ」「うちのロボットで、金、とるんかい?」
この辺のブラックなギャグが、妙な持ち味だなあ・・・と思いましたよ。うーん。蛍ちゃんのこれは、これでも、友達としての愛なのか?? 愛情表現が下手なだけなのか?? ただ、このロボットに表現された二人の関係性が、この二人の立場を如実に示しているような気もします。

次回も楽しみです。