星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「デスノート」第1話

第1話「新生」

原作は、コミックスで7巻まで読みました。7巻でLが死んでしまったので、それ以上は、読む気がしなくなった。続きはうわさでしか知りません。

とにかくまあ、なにをおいても、リュークが目茶格好良かった。月がかっこいいのは基本としても、アニメ化でリュークがこれほど光るキャラになるとは思っていなかったなあ。動きもよいけど、中村獅堂のしゃべりが特にいい感じ。

原作でもネームの多い作品だし、駆け引きがメインでもあるので、声優さんの役割は大きいと思うが、第1話を見る限り、月もリュークも実に上手かった。含みを持たせるような月のしゃべり方が悪してていいよ。

原作にはないオリジナルシーンも多かった気がしたけれど、物語の流れに違和感はほとんどなかった。むしろ、原作の冒頭部分はちょっと唐突だった印象があったので、月がノートを拾うところから丁寧に描いたのもよかったと思う。そして、どうして月がデスノートを使った人殺しを始めたのか? それに対して、罪悪感はないのか? と言う部分もきちんと触れてきた感じ。

月の気持ちがよく伝わった分だけ、物語に対する愛着もわいた感じ。どうやら、本当に月を「罪と罰」のラスコーリニコフとして描くみたいだね。「世の中をよくするためには、人殺しだって必要なことだよ」という理屈は正しいのか、否か。

さて、アニメ版ではそれをきちんとまとめられるのか? Lの登場を待ちたいと思います・・・。続きも楽しみです。