星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「Kanon」第3話

第3話「記憶のない組曲〜partita〜」

シナリオを担当している人が、よほどゲームをやりこんで、研究してあるのか、今回は「記憶喪失」をテーマにまとめた感じ。そう言えば、この作品には「過去の記憶を持たない人間」が次々と出てくるんだなあ、と改めて、思わされた。

7年前の記憶を持たない裕一と、自分のことが分からないと言う真琴、商店街の記憶が狂っているあゆの姿を重ねて入れてきている演出が面白いと思う。

栞の話まで無理矢理入れてきたから、ちょっと展開が強引なような気もしたし、ラストでは剣を振るう舞の姿まで見せてきたから、全員をまとめられるのか不安にもなる。けど、この辺りは原作通りだから仕方がない範囲か・・・。いくら何でも裕一、いちいち面倒見が良すぎ〜という感じに見えるんですけどね。

佐祐理さんや舞とやたら階段で遭遇するのは、わざとかな〜という感じもするが、この場合は、昼休みが終わったから、いつもの場所から降りてきたと言うことなんでしょうね。

ストーリーに違和感がないように丁寧にシナリオを追加しているところに好感が持てます。続きも楽しみです。