第1話「お前のドリルで天を突け!」
うーん・・・。言いたいこと、やりたいことはわからなくもないんだけど、思いっきり滑ってましたね。全然面白いと思えなかったんだけど、どうしたものだろう??
・・・何がだめなんだろうって考えていたんだけど、やっぱ、カミナがかっこよく見えないって言うのが、一番致命的なんじゃないですか? 口先だけ達者で、無駄にがなっているだけの役立たず兄ちゃんに見えてしまうんですけど・・・。
こんな奴に「俺のことは兄貴と呼べ!」とか言われても、「お前に言われたくないよ・・・」と思っちゃうのが正直なところ。
いっそ、だめ男はだめ男として、気持ちだけ先走っていて、実は現実の前にいつも負けていて、「今に見てろよ〜」と叫んでいるだけの情けない男として、もっとみっともなく描いてくれた方が、カミナにもっと感情移入できたような気がします。
中途半端に「こいつは熱い男なんだ。かっこいいだろ?」と、勢いで無理矢理見せようとしているように見えるから、「とてもそうは見えないなあ」と冷めてしまうんじゃないかと? こんな奴にシモンみたいな弟分がいるのは、構図として失敗。
むしろカミナを主人公にして、彼よりもさらに高位の位置にいる敵の連中に、これでもかこれでもかと、もっともっとたたきのめされるような物語を見たかった気がします。それでも負けずに立ち向かったら、彼をほめてあげられるんだけどなあ。
なんだか妙な勢いだけが空回りしているような変な作品でした。どうしたものだろう? 第1話だけで視聴中止を判断するのも早計だから、第2話ぐらいはつきあうべきだろうか?? と、今、悩み中〜。
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