星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「真・イズミ幻戦記 暁の国」第2巻 若木未生

小説・一般13.「真・イズミ幻戦記 暁の国」第2巻 若木未生 徳間デュアル文庫

空白になっていた拓己の過去が明らかになりましたが、いや、しかし、それでも今の彼は昔の彼とは別人に見える・・・。しゃべり方が変わっちゃったら、そりゃもう拓己じゃないよ〜。まあ、2年分成長したわけだから、いつまでもあんなに子供っぽいしゃべりじゃいられないのかもしれないけど・・・。拓己はそこがいいんじゃないか〜。しくしく・・・。

まあ、彼の受けた精神的ダメージの部分はよく伝わったけど、それでも「目をつぶす」設定にはちょっと無理があるなあ・・・と思いました。自殺を図るか、あるいは信じられなくて狂ってしまう方が似合うような気がするんだけどなあ・・・。(←あくまで拓己を狂人にしたい奴)

実際、拓己が失明したとしても、イズミが治しちゃうんだろうなあ・・・というのはもはや明らかだしね。

まあ、拓己のことは置いておいて、九州編もそれなりに楽しんでます。一気にキャラクターが増えたので、整理するのが大変ですけど・・・。省吾は相変わらずだし、今回、彼の同行者となった安楽さんは、なかなかいい味を出してます。こういうのほほんとしたキャラは、最後まで生き延びて、彼らのことを語り継ぐ役に回りそう。(←勝手にイズミを殺すなよ・・・)

本当に次巻で「暁の国」編が終わるかどうかは見物ですが、アスカとイズミの対決になることは間違いなさそうだし、盛り上がってくれることを期待して待ちたいと思います。さて、何年後になるのかな? 気の長い話だけど・・・。