星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「NANA」第46、47話

第46話「46」
第47話「47」

最終回まで見終えました。見終わって、つくづく思うのは、結局、私には他人の恋愛の機微なんて、よくわからない・・・と言うことなんだなあってこと。

こんな風に、ひとつのカップルが別れて、また新しいカップルが次々と成立していく形の恋愛ドラマなんか、そういえば、初めてまともに見た気がする。奈々みたいに次々と恋をする女はさすがに珍しいとしても、普通は複数の相手と恋愛を重ねてから結婚するんだろうから、これが普通に読者の共感を呼ぶのかもと思った。
そういう意味では、別れたり、くっついたりの繰り返しの恋愛の機微は、非常に新鮮で珍しかった。もともと恋愛ものって苦手で、あまり見なかったしなあ。自分自身にも、場数を踏んだ経験がほとんどないわけだし・・・。

私が知っている狭い範囲の恋愛ものって、せいぜい一人の相手に片思いしたり、くっついたり、別れたり・・・程度。複数の人間と次々とカップリングされる話はあんまり知らなかったからだけど。

章司と再会した奈々。その別れ際のドラマと、それ故にこそ、ノブには会えない・・・というその気持ち。それを知って、身を引いたノブのドラマがなかなか感動的だった。

すべては時間が解決すると、象徴するように、数年後のエピソードを挟み込んで、脚色したドラマが面白かった。「あの場所」にいられなくなるのは、いつの間にか、奈々ではなく、ナナの方になっている・・・というモノローグを挟んできたのが面白かったな。それが第2シーズンへのプロローグになるのでしょうか?

続きが始まっても、見るかどうかはわからないけど、ひとつの恋愛ドラマとして、純粋に楽しめた作品だったように思います。よかったです。