第六章「成功と喪失」
ウィリアムの両親の過去話。お父さんの方には少々無理があると思ったが、島本須美は相変わらずだから、少女の役でも全然OKだなあ・・・と思った。天然少女の役でも、そのままでちゃんとこなすというか・・・。
時代をまたさかのぼるので、着ているドレスのデザインや髪型が少し変化する。たぶん、時代考証をちゃんとしてあるんだろうけど、そういうのが面白いと思った。
社交界でやっていくというのは大変だという話。ますますウィリアムの恋は、前途多難だけど、どうしてもエマさんが欲しいなら、やっぱウィリアムの方が階級を落とすしかないんじゃないか? と言う気もする。
その点では、エレノアさんの方がそういうのはきちんとこなすいい夫人になりそうな気がするが、だんだんウィリアムなんかにはエレノアさんはもったいないんじゃないか?・・・と言う気がしてきたよ。なんだかどんどんサイテーな男になっていくような気がして、その点が少し残念。
あいかわらず、エマさんには感情移入がしづらい。同じ恋愛ものでも、素直に二人の恋を応援できるロミジュリとは、そこが違うんだろうなあ・・・という感じがする。「エマ」に関しては、主役の二人を応援したくならないのね。