第14話「孫子の旗」
「炎の蜃気楼」のかつての読者としては、香坂弾正の名前にはちょっと反応してしまうのだけれど、孫子の言葉を知っているという事実に喜んで、家臣に採用しちゃった・・・という晴信の気持ちは、心情的にわからなくもない。
「おお〜。そなた、孫子を知っているのか。好きなのか」「わしも好きだぞ」というノリなのね。多分にオタク的なノリだと感じた。
そう言う意味では、晴信が勘助を気に入ったのも、同じ理由なのかもしれない。彼らはみんな、孫子ファンだったと言うことで、その共通点で結ばれているんだなあ。ラストシーンでは、旗まで作っちゃってますが。
香坂弾正に孫子を教えたのが、山本勘助だったというのが面白い。史実ではどうなんだろう? という感じもするんですけど・・・。