星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「R.O.D-THE TV-」第25、26話

第25話「たいした問題じゃない」
第26話「それから」

大英図書館が何をやろうとしているのか、なかなかつかめなかったんだけれど、最終段階まで来て、いろいろ説明してくれたのは助かった。3姉妹が偽りの記憶を持っているというこの間の話もちゃんと伏線になってまとまったのは、気持ちがいい。

ただまあ、「今までの記憶をみんな消して、フォーマットして、新しい記憶を与えられる」「これからはジェントルマンの支配下で平和に暮らせる」「みんなで同じ情報を共有し、同じ思想を持てば、戦争は起きない」というビジョンを語られたときに、うっかり大英図書館側に共感しそうになった自分もいたことに気づいた。

・・・私も記憶のフォーマットして、新しい自分になりたいなあ・・・と思うときもあるということかな。過去なんか、全部、いらない。
情報を完全に共有すれば、私の見ているものをみんなが見てくれて、誰も一人きりになったりしないのか・・・というのは、ちょっと魅惑的な部分でもあった。

まあ、その辺も含めて、ちゃんと終わったきれいな最終回でした。本当はラストの石像の意味とか、ジョーカーさんを迎えに来た犬とか、なんだったんだろう? と思ったんだけど、これも私が忘れている伏線かもしれないしね。