第33話「アクシズからの使者」
ハマーン様、登場。ミネバ・ザビとの会見で、クワトロ大尉が逆上して暴れる話。テレビで初見だと、この女、何者だろう? という感じだけど、かつての恋人だったと知っていると、ちょっと意味深なシーンだ。そこにレコアの話も絡むから、なんだか・・・。
対比として面白いのは、エゥーゴの方が、アクシズとの接触がそうやって、失敗に終わったのに対して、ラストシーンでは、シロッコがあっさりとミネバに忠誠を誓っていること。
そういう点で、やっぱりクワトロ大尉は要領が悪いし、シロッコは小ずるい感じがする。その上、ハマーンにシロッコのことを「こういうバカな男もいる」などと言わせているのが、いろいろ深いなあ。シロッコ、バカなどころか、ハマーンにバカだと思わせた部分で、彼の勝利なんでしょうね。
そういうクワトロ大尉とシロッコとの差を、同じ話数で同時に描いているところが面白いと思う。レコアさんもなんだかシロッコにとられそうな雰囲気だしね。今後の展開を知った上で、見直すというのも楽しいものだなあ、と思った。次回も楽しみです。