星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「機動戦士Zガンダム」第40話

第40話「グリプス始動」

なかなかよくできている。短いセリフで、キャラの心情をさらっと語っていくあたり・・・。

昔はロザミィのことが気味が悪い程度に思っていたけれど、シンタやクムと無邪気に遊んでいるところを見ると、彼女は完全に見た目はともかく、中身は子供・・・と言う設定なんでしょうね。子供として、年下のカミーユのことも「お兄ちゃん」に見えるわけなんだ。それがわかったから、そんな形で狂っているロザミィを突き放せなかったカミーユとファの気持ちが伝わったような気がする。

あと、今回のメインはレコアさんとの再会だったけれど、シロッコがあんなに人の心を読むことに長けているのは、やはりニュータイプだからなのかな? とちらっと思った。「君の寂しい気持ちにアーガマの男たちは気づかなかった」というシロッコのセリフ、「なんでそんなことがわかるんだろう??」と思ったけれど、こういう疑問は全部、「ニュータイプだから」の一言で片付くのかもしれない。実際、それは全部あたっているわけだし・・・。

かまってもらえなかった故の当てつけで、レコアさんは裏切りに走ったわけだけれど、その気持ちも何となくわかるような気もする。一方で、そんなレコアさんに対し、「殺してしまうべきだったのよ!!」と手厳しいことを言うエマさんが印象的だったけれど、その辺も「君がもとティターンズだったと言うことで、負い目を感じているのはわかる」とさりげなくブライトさんのフォローが入るあたりで感心した。

そう言う諸々の部分を含めて、よくできているなあ・・・と思った次第。そういう点は、やっぱりさすがだ。

今日の作画も個人的に好みだ。特にレコアさんの表情が、優しく描けていたところが気に入っている。いつも、きつい顔しか描かれていなかったような気がするので、今日のはちょっとよかったなあ、と思いました。

次回も楽しみです。