星の原休憩所

映画、アニメ、読書など、趣味の感想記録です。

「Kanon」第23、24話

第23話「茜色の終曲〜finale〜」
第24話「夢の果ての追復曲〜kanon〜」

なかなかきれいにまとめて終わったなあ・・・と言う印象。

沢渡真琴・お姉さんバージョンが出てきたときには、ちょっとびっくりしたけれども、祐一を助けて、なにげに冷蔵庫の中に肉まんが入っていた展開とかはちょっと気に入っている。本当に狐に助けられたみたいじゃんか。こういうのは、アニメオリジナルの展開だと思ったけど、ファンタジーっぽい流れで、結構、好み。

正直、ゲームをプレイしたときには「あゆの奇跡」ってよくわからなくて、病院で寝ている女の子がどうして奇跡を起こせるんだろう?? と、その辺??マークが飛び交っていたんだけれど、アニメでもう一度説明してくれたのは助かった。

栞のセリフをそのまま使って、「自分が誰かの夢の中にいるんだと、考えたことはありませんか?」という話。

この話は全部、あゆの見ている夢なんだという落ち。それだと、どちらが現実だったのか、よくわからなくなるんだけれど、もともと夢の中にいたんだと思えば、どんなに非現実的なことが起きていても、確かに納得できるというか・・・。

最終シーンで、祐一が子供の姿になって、あゆを迎えに来たところがよかった。そう。あゆが待っていたのは、あのときの祐一だから。少年の姿の祐一を待っていたんだなあって、そういう演出で見せてくれたところがよかった。

それであゆが目を覚まし、ラストシーンの車いすの女の子につながって「走れるようになりたい」というセリフと、EDの走っているあゆの姿につながるところとかなかなか考えてあるなあ、と思った。

名雪に向かって「いつも悪いな」と祐一に言わせて、名雪が「祐一のためじゃないよ。あゆちゃんのためだもん」と応えているところが、ちょっと泣かせる演出でした。結局は、そういう関係で落ち着きましたか。きれいにまとめたんじゃないかと思います。よかったです。