第10話「震える山(前編)」
ノリス大佐の見せ場の回。ノリス大佐の人気ぶりは知っていたが、やはり、この辺の戦闘シーンのかっこよさから来ているのだろうか? と思った。グフを駆って、連邦のMSを圧倒していく姿は、ファンを露骨に狙ったのか、ランバ・ラルの再来を思い出させる。
一方で、主人公側がちょっと頼りない。「おれはアイナと添い遂げてみせる〜」と叫びだした主人公は、さすがに何を言い出したのかと、ちょっと血迷って見えた。あと、「軍を抜ける」発言も、やっぱり唐突。
もともとなんで軍人になったのかも、よくわからないキャラだっただけに、そのあたりの気持ちには感情移入しづらくて辛かった。
すっかり悪役と化したギニアスさんも、いろいろ突然とち狂ったようにしか見えないし、やはり、中盤の監督交代は、痛かったのかな〜と思った。途中から急に路線変更したために、最初の方とキャラクターが全然違うという印象がぬぐえない。
OVAで見ていたときは、1巻ずつの視聴の間がかなり空いていたので、あんまり気にならなかったんだけれど、通しで見ると、やっぱりおかしいと思える。その辺は、ちょっと残念。
あとは最終回を残すのみだし、どうやって終わるのか、続きを待ちます。