小説・一般39.「アーモンド入りチョコレートのワルツ」 森絵都 角川文庫
3つの短編を収録した短編集。どれも深い味わいがあって、よかったです。
とにかく、この作家から感じることは、「言いたいことは言え」「やりたいことはやれ」ってことかな。「人には向き不向きがあるんだから、無理をすると、何かが狂う」ってメッセージを感じ取られたのがよかったです。
個人的には最初の短編「子供は眠る」がよかったです。夏休みに従兄弟たちだけで、親戚の別荘に泊まり込む日々。少年たちは、それをとても大切にしていて、それを守るためなら、どんな我慢もする。その結果・・・。
オススメの本です。