第5話「ガンダム、星の海へ」
「たった1週間で、ずいぶん仲良くなったわねえ」とモーラに言わせているのは、それだけの時間経過を示しているんだろうけど、いきなりアルビオンが宇宙にいたから、ちょっとびっくりしたのは事実。
あと、コウとニナが、すっかり恋人同士みたいになっているのも、なんだかなあ、という気がした。シーマ様の初登場とか、いろいろドラマがありましたが、私の感覚だと、この回はもっと後だったような気がしたんだけどなあ。
要するに、レンタルで借りていた頃は、リアルタイムだから、2巻(3,4話収録)から3巻(5,6話収録)にかけての間がかなり空いていたと言うことなんでしょう。前の話を忘れた頃に見たから、違和感がなかったんだけど、続けてみると、本当にいきなりという感じがする。
シーマ様は、もともとあんまり好きなキャラではないのだけれど、真面目に戦争をやっていた世界に、いきなり漫画的なキャラが混じったみたいで、どうにもなあ、という感じがする。まあ、大時代的なやりとりと言い、ジオンというのは、確かにこんな感じだったと言えば、そうかもしれないけど。
そういう目線で見ると、デラーズ閣下の演説も何か悪い冗談でも聴いている気分だった。変なガンダムパロディになっているみたいで、どうにも感情移入できるものじゃないな。こういう演説こそ、ガンダムだ! という先入観があるみたいで、あんまり好きじゃない。
ところで、アルビオンの操縦に、ホワイトベースでミライさんが操っていたような「舵」をくるくる回していたのが、ちょっと印象的だった。そういえば、「Z」の時には、そういう描写は出てこなかったよなあ、と思う。時代が経ったから、船艦も進化したんだと思えばいいんだろうけど、そういう意味では、「0083」は、結構、ファーストの世界観に近いというか、あわせているのかもしれないなあ、と思った。